Category:学校行事

「そうだ修学旅行に行こう」~奈良・京都3年生修学旅行~

 この修学旅行で多くのことを感じ、学ぶことができました。今まで教科書の上でしかみたことがなかった、歴史的な建造物や古都の文化に直接触れたことで、日本文化の魅力を改めて感じました。また班行動や是延滞での行動を通して、公共のマナーを守ること、メリハリをつけること、先を見て行動することなどの大切さに改めて気づくことができました。
そして、仲間との絆もより一層深まったと思います。この3日間で学んだことを生かして、今後の学校生活もさらに頑張っていきたいです。(3年2組 清水優)

 修学旅行ではどの班もたくさんのことを体験し、吸収できたと思います。奈良での活動では、今まで教科書などでみてきた大仏や阿修羅像を初めて見て、とても驚き感動しました。また、実際に目にすることができたのでよい経験になったと思います。京都の活動でも、奈良と同じく色々な場所に行き、京都の良さを感じることができました。この修学旅行で日本文化はもちろん、その他にも公共のマナーなど、沢山のことを学べたと思います。この経験をこれからの学校生活にも生かして、より充実したものにしたいです。(3年4組 飯野史穏)

〈1日目〉新幹線内で昼食を取り、時頃京都駅に到着しました。バスで奈良へ移動して、東大寺をクラスで見学し、その後奈良公園内を各班で散策しました。五重塔や大仏の迫力に驚きました。また、バスガイドさんからのお話や鹿との交流が印象的でした。

〈2日目〉班別行動が中心の1日でした。事前に準備した計画に沿って、寺院や神社の
見学などを行いました。京都の町の魅力を体全体で感じることができました。そして夕方には能の見学をしました。日本の伝統文化を肌で感じました。


〈3日目〉班でのタクシー研修でした。タクシーの運転手さんから、その建物の歴史や作られた背景などのためになる情報をたくさん伺うことができました。その後の全員での昼食、帰りの新幹線、そして全員無事に群馬に帰ってくることができました。

5学年修学旅行

<1日目>
到着後の夕飯はカーペンター29(中国料理)、ホットケーキを思い出す味が印象的でした。


<2日目>
朝食は行列で大変でしたが美味しく食べられました。


ブラックコーヒーが濃くて印象的

滞在した ホテルの遠景と左側の円柱正面玄関

ニーアン・ポリテクニックで学校交流。ニーアンの生徒達のプレゼンや和太鼓演奏などにとても自立した大人っぽさを感じました。本校からも学校紹介のプレゼン、課題研究の発表、日本舞踊、そして最後に応援団によるエールとアルプスでパワー全開をアピールしました。



午後はホテルで着替えて、シンガポール料理(骨付き肉が印象的)を食べた後、クラス毎にガーデンズ・バイ・ザ・ベイを見学し、シンガポール・フライヤーに乗りました。夜はナイトサファリで食事とトロッコのようなカートで夜の動物たちを見学しました。




<3日目>
ブラザー&シスター体験でした。大学生のお兄さんたちから駅で地下鉄の切符の買い方を教わって、それぞれ課題研究等の地域調査や事業所調査をしました。皇后大酒店の夕飯は海鮮鍋、シメはラーメンでした。その後見た水上夜景ショウは音楽に合わせ噴水が踊り、光が鳳凰や様々な模様を描き出しロマンティックでした。


<4日目>
マーライオン公園は観光客で賑わっていました。それにしても、シンガポールの日ざしはとても強く、かつて感じたことのない肌が焼ける感覚を覚えました。その後、リバークルーズでさわやかな川風を受けながらシンガポールの歴史を学んだ後、USSで楽しみました。最後の夕食会では、予期せぬパフォーマンスも飛び出し、笑いと感動の旅行をしめくくりました。


*掲載した写真等につきましては、クラスのばらつき等がありますが、ミニ紀行としてHP用に修学旅行のおおよその雰囲気を多くの方々にお知らせするために取り急ぎ作成したのものである趣旨をご理解いただきご容赦ください。

英語スピーチコンテスト(後期課程)

9月21日(木)に本校カフェテリアで英語スピーチコンテストが行われました。
後期課程の生徒全員が、夏休み中に自分で原稿をつくり独力で練習をしました。その成果を一人一人が2学期の授業で発表しクラス予選を行いました。21日に発表したのは各クラス代表です。4年生では田村維琉芽さん、北爪智佳子さん、星くるみさん、原朱伶さんが、5年生では木村瑞希さん、柴田ももこさん、菊地渉くん、持田尚人くんが発表しました。どの発表もレベルが高く素晴らしい発表でした。審査の結果、以下の4名が入賞し学校代表として高崎地区大会に出場することになりました。 

優勝:菊地 渉(5年)"Look at the Other Hole"
2位:木村瑞希(5年)"Incorporating "Free Acting" in Literature Teaching"
3位:北爪智佳子(4年)"Common Disease"
4位:柴田ももこ(5年)"Take Pride in My Own Language"




この他に4年の鴨田豪くんが海外居住者の部門でスピーチを、5年の桜井あかりさん、桜井みなみさんがプレゼンを行いました。

レチャー先生からの講評のことば

  It`s been a great contest with many wonderful speeches and presentations.  
I speak for all of the judges and myself when I say that we are very happy that we could listen to such passionate students speak today.

  There were many interesting topics. I could tell that many of you put a lot of effort and preparation into your speeches and presentations. Particularly in the content. –Many of you talked about very important issues and raised important questions for your classmates to think about.
 
  My biggest hope for all of today`s speakers and presenters, is that you continue to share your ideas and opinions after this contest. When you talk about your ideas and experiences with people, you can understand each other better. Understanding others is one of the most important skills you can have in life. 
 Today, you expressed all of your ideas in English. If you want to, you can share and exchange your ideas with people outside of Japan! That is why we study foreign languages, like English, so that the number of people we can communicate with increases, and the kinds of things we can learn about and share increase.  
  
  Learning a language takes a lot of effort and time, but the reward is great. You can talk to new people, make new friends, and learn new things –things that might be difficult to learn about in Japanese.   Please use English whenever you can and share your ideas and experiences with many different people. I`m sure both you and the other person will learn something new.  
 
  Some of today`s participants might think that their journey ends here with this contest, but I challenge you to continue: continue writing, continue speaking, and continue learning. Today was a great experience for all the participants because learning English and using the English you know is its own reward.  

  Congratulations again to all of today`s participants.  

尾瀬学習

 8月31日(木)1学年が尾瀬学校に行ってきました。前日は「明日は、雨が必ず降るので、カッパは忘れないように。」と生徒達に注意していました。当日、鳩待峠について歩き始めると天気が次第に回復し、尾瀬ヶ原では青空まで見えてきました。至仏山や燧ヶ岳の稜線も見られました。帰りのバスの中で生徒から出された感想です。「事前の課題研究がしっかりできていたので、ガイドさんの説明をよく聞くことができた。」「また、尾瀬に行きたい。」「食虫植物なども見ることができて良かった。」「鹿による水芭蕉等の食害を実際に見て、深刻だと思った。」生徒達の日頃の頑張りに天気も味方してくれたのかもしれません。


私は今回尾瀬に行って、ガイドブックで見るよりも食害の被害が大きかったことに驚きました。広い範囲の中にある水芭蕉の葉が、茎を残して全て食べられていて、ひどい時は群落一つ丸々なくなることもあるそうです。尾瀬のこのような問題の解決に向けて、もっと若い人に尾瀬のことを知ってもらうために、自分の研究をがんばっていきたいです。(1年1組 小山愛結)


 僕は尾瀬に初めて行きました。はじめはとても「疲れはしないか」「木道などをしっかり歩けるか」などといろいろ心配でした。しかし実際に行ってみると、とても楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。天気予報では雨となっていましたが、日中は太陽も出て、僕たちを尾瀬が晴れでむかえてくれたような気がします。これからさらに研究を深めていきます。その際に尾瀬のガイドさんが教えてくださったこと、実際に尾瀬に行って感じたこと、見たこと、体験したことなどを大切によりよい研究にしていきたいと思います。(1年2組 藤野統仁)

 僕が、8月31日の人生初の尾瀬を通して自分の研究のための調査の他にも、イモリなどの生物の様子、ナガバノモウセンゴケなどの植物、逆さ燧などの絶景などにふれることができました。また、ガイドさんのお陰で植物に触ることができ、体験してより一層尾瀬について知ることができました。
 僕の研究テーマは「尾瀬と歴史から考える鉄道」です。そのため、地形の様子や観光客のことについて質問したり、尾瀬の地質についても質問したりしました。その結果、年間入園者数は35万人ですが、群馬県民で尾瀬に来たことがあるのは僅か1パーセントということや外国人観光客が少ないことがわかりました。
 このような状況であることがわかったのでもっとたくさんの人に魅力を伝えること、尾瀬の環境を守ることに努めていきたいです。(1年3組 竹村拓朗)



 私は、尾瀬を実際見て、なぜ尾瀬を守ろうという働きがあるのか、よく分かりました。尾瀬ヶ原で見た、ヤチヤナギやヒツジグサ、水面に映る燧ヶ岳。どれも、尾瀬に来た人の心をつかむ、きれいな風景でした。この風景が昔から守られ続けているのは、尾瀬に魅了させられた人々の力が大きいと思います。美しい環境が壊されそうになってももう一度きれいにして、現代に伝えてくれた人々の思いを引き継ぎ、いつまでも人々を魅了するような尾瀬を、これからも守っていきたいです。(1年4組 小山みどり)


私は尾瀬に行くのは初めてでしたが、ガイドさんの案内のおかげで、楽しんで尾瀬に行って来れました。尾瀬の説明はくわしくて、しかも面白くて、とてもためになりました。

 バスを降りた鳩待峠から山ノ鼻までの山道では、「これは○○という木だよ」というふうに説明して下さったり、「ここの水は、30年前のものが流れているんだよ」というふうに触らせて下さったりしました。また、温泉に入ってからも、「この葉の香りをかいてごらん。」と私たちも体験したことは忘れないそうなので、きっと、今回の尾瀬のことも忘れないと思います。

 ガイドさんには、新聞を作るために私たちからたくさんの質問をさせていただきました、1つ1つ丁寧にわかりやすく答えていただきました。初めての尾瀬で不安ばかりでしたが、ガイドさんのの案内のおかげで、「尾瀬ってこんなに魅力的な場所だったんだ!」ということを知り、また行きたいと思いました。(1年3組、菊池理子)







一度、尾瀬に行ったことがありましたがしらないこともたくさんありました。しかし、ガイドさん、尾瀬の貴重な植物について、また私の調べる食害についてもたくさんの知識をもらうことができたことをうれしく思います。話しをしていくうちに尾瀬に興味を持っていなかった私も興味を持ち始め、そこらに咲いている、様々な花の名称について、質問をしたり、私の食害についても調べる範囲を広めて、より詳しい調べ学習にすることできました。そのため新聞も内容の濃いものとなったと思います。(1年4組、高橋莉紀)

 

 

 

 

少年の主張 校内大会



3年3組
「仕方がない」への処方箋
身の回りに溢れている「仕方ない」は、客観的思考と楽観的思考という、ちょっとした物事に対する捉え方の転換で解決することができる。

2年3組
繋がり
あなたには「ありがとう」と声をかけてくれる人はいますか?あなたには苦しい時、つらい時、そばで支えてくれる人はいますか?あなたはそんな存在に気づいていますか?その人はきっとあなたの「繋がり」となり、力になってくれるでしょう。人は繋がってこそ人として強く生きていけるのではないだろうか。

3年4組
私の見方
人は皆孤独ではない。周りに仲間がいなくても、言葉はいつでも自分の味方だ。言葉に形は無いけれど、そこにしっかりと存在し、応援してくれる味方なのだ。

1年2組
あいさつが秘めるパワーとは?
あいさつには、辞書にものっていない意味がこめられています。それを表現するべく、明るくあいさつすれば、心が明るくなり、いじめをも防げるのです。みなさんも明るくあいさつして下さい。

2年2組
これからもありがとう
どんな時もぼくを信じ、支え続けてくれる両親へいままでも、そしてこれからもありがとう。

1年1組
ありがとう
あなたの言ったありがとうの数は、だれかの成長の数、あなたの言われたありがとうの数は、あなたの成長の数です。
だからこそ、ありがとうをたくさん言い、ありがとうをたくさん言われる人間になってください。

2年4組
命のバトン
私は、曾祖父母や母の九死に一生を得た体験を聞き、命はつながっていることを実感しました。限りあるようで限りない「奇跡」の命を大切に生きていこうと思いました。

1年3組
誇れる生き方
何か深く考えることもなく、自分のためだけに生きていた私。しかし、曾祖母が良い人生とは誇れる生き方をすることだと教えてくれ、私は人々の力になれるよう、努力するようになった。私たちは人生を自由に生きられるのだから、後悔しない人生を送るためにも、今自分がすべきことを考えて生きていくことが大切だ。

3年2組
その適材適所は本物?
この世界は近年「かりそめの適材適所」であふれている。私は、その「かりそめの適材適所」を「真の適材適所」に変えるのは、私たちのほんのちょっとの勇気だと考える。私たちの力で、この世界を変えてみるのはどうだろうか。

2年1組
21億1291万2000秒
同じ時の流れの中を生きていても、感じ方は人それぞれです。あなたの人生の残りの時間をどのように使って、どのように感じる予定ですか。

3年1組
ドラえもんを楽しく観るために
私たちの住む社会は、ルールとマナーが共存しています。ルールを守ることはもちろん、一人ひとりが他人を思いやるマナーを意識することが、よりよい社会への第一歩となるのではないでしょうか。

1年4組
あなたの拍手でできること
みなさんは、普段、たくさんの拍手をもらっていますか?私は、たくさんの努力を積み、たくさんの拍手をもらうことがとても大切だと思います。なぜなら、もらった拍手の数は、自分の成長の数になるからです。たくさんの拍手をもらい、日々成長し続ける人を一緒に目指してみませんか?

芸術鑑賞教室


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平成28年度の芸術鑑賞教室
  
東京芸術座、貴重な経験をありがとうございました。

10 東京大空襲は、十万人の死者を出したにも関わらず、現代の若者にはあまり知られていない。だからこそ、私達中高生が演劇を通じて、このようなことに目を向けられるのはとてもいい機会だ思った。前半は少し笑いを交えた面白い内容だったが後半にB-29が上空を飛び始めると、キャストのみまさまが演じた下町も町民だけでなく、観客席に座っていただけのはずだった私達の周りにも不安な空気が流れるようになり、自分自身も目の前で炎燃えていて煙に包まれているような感じがした。また、火に囲まれた町を町民たちが逃げるシーンで、ある人はどこに逃げればいいかを提案し、またある人は一生懸命逃げている人に水をかけてあげたりと、ご近所さんみんなが助け合って生き残ろうとしているところには心を打たれた。もしもこの現代で東京大空襲のような戦争に関わるような火災が起きたら、ひとりひとりが自分さえ、自分だけでも生き残ろうとして、バラバラに動き、結局は多くの人が亡くなってしまうだろう。あんなにみんなが助け合っていた東京大空襲のときでさえも10万人の人が亡くなったのだから、もっと多くの被害者が出ることになる。この演劇で私は戦争の悲惨さ、火の怖さだけでなく、思いやりや助け合いの精神も学ぶことができたような気がする。また、幕が下りて、再度上がり、役者さんの顔を見ると、とても汗だくで驚いた。それほど、一生懸命逃げて私達へ演劇を見せてくださったのかと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになる。劇団の皆さま、今回は私達のために、素晴らしい劇を見せて下さり、ありがとうございました。これからもここで学んだことを普段の生活にも生かしていきたいです。(1年) 

 

 戦争が終結してから70年余り、私の祖父も終戦から数年後に生まれた戦後生まれで、私の家には戦争を本当に知っている者は誰もいない。私も、戦争をテーマにしたテレビドラマを見たことがあり、どこの戦いで勝った・負けたは多少知っていたけれど、徴兵されずに町で暮らしていた人や、夫を徴兵されてしまった母子たちがこの戦争をどんな風に思ってどんな風に生きたのかということはまったく知らなかった。「東京大空襲310」を見て、軍部や政府が始めた戦争に巻き込まれたのにも関わらず、思想を強要され、情報を統制され、乏しい食料で生活した人々の息苦しさが伝わってきた。爆弾が東京の下町に落とされて、人々が逃げ惑う姿はとても残酷だった。しかし、その中でも、お互い助け合いながら生きようとする人々の心は、とても美しいと思った。そして、そんな心を持った人々が何十、何百万人も殺されたかと思うと、戦争というものが絶対に起こってはいけないものだと感じた。私は、この演劇を見て、戦争を起こしてはいけないという考えや、一人の人間の命の価値が最高のものであると考える感覚がもっともっと世界中に広がっていってほしいと思った。 最後に、テレビやドラマや映画と比べて、セットも人も大規模ではないにも関わらず、場面が変わると空気がガラリと変わり、ステージから遠く離れた場所の私の席にもその空気がひしひしと伝わってくるこの演劇に圧倒されました。素晴らしい演劇を本当にありがとうございました。(2年)

 

 私は今回初めて演劇というものを観させていただきましたが、そこからテレビや本などとは違った別の世界観、迫力を強く感じました。また、役者さんがその人物に完全になりきって演じていたのを観て、とても感激し強い憧れを抱きました。 観劇し終わって、二つの強く心に残るものがありました。一つは、劇が始まってからすぐは少し滑稽味を感じさせる雰囲気があったのにもかかわらず、クライマックスシーンではその場で実際に見ているようなジーンと心に迫る演技や展開で観客を感動させていたことです。もう一つは、「失って気付く大切さがある」ということです。日々の生活の中の些細なことをはじめとして人の命、平和など、非常事態のようすを観て本当に大切なものなのだと感じました。そして、つい忘れがちになってしまう両親や友人、先生や知り合いの人たちの存在とその繋がりの大切さを、これからは意識して日々生活していきたいと思いました。(3年)

 

 貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。 イントロであれだけコメディ風だったにも関わらず、最後の方になると重苦しさがどんどん増してきて、戦争の悲惨さが分かった。日頃テレビなどスクリーンを通して戦争について触れることはあるが、演じているのを直接見ることは初めてだったが直接ならではの迫力が感じられた。戦争を後世に語り継いでいくことが今の時代に生きる私達に課せられた使命だと改めて実感できた。貴重な経験をどうもありがとうございました。(4年)

 

 最初に明るくて気軽な雰囲気を展開してくださってくれたおかげで親しみやすい演劇でした。のめり込んでいるうちに、本質である「戦争」の話に入っていて気づけば私は涙を流していました。周りに戦争を経験した方が少なくなった今、演劇によって苦しみ、悲しみを感じることができて、とても良い経験になりました。教科書に中では「東京大空襲」のたった5文字で終わってしまう出来事の中には、10万人のそれぞれかけがえのない人生があり、愛や助け合いの精神が燃えさかる炎の中に存在していることを知りました。「戦争」からは何も生まれない、その上愛が壊されるそれらのことをふまえながら今後の人生を歩んでいかなければならないと感じました。役者さんたちの熱い想いが私の心に届きました。良い演劇をありがとうございました。(5年)

 

 私の祖母は東京大空襲の初期、東京にいて空襲がひどくなる直前に群馬に疎開してきたそうです。祖母から当時の話は何度も聞かされていますが、私は関係ない、という思いが心底あって昔話のように聞いていました。だから今回の講演も、"遠い昔の悲惨な出来事"と軽く捉え、そういう心構えでいました。しかし終盤にさしかかると、その迫力とリアリティーに圧倒されてしまいました。口頭で「悲惨だった」とか「忘れてはいけない事実」と言われても正直、重く受け止めていませんでしたが、実際にお芝居を見てその世界に入り込むことでよりその実態をつかむことができ、新たな知識を得ることができました。あれ程の惨事の中でも人々が助け合い、指揮をとり、励まし合う姿に感銘を受けると同時に、人間の強さとあたたかみを感じました。(6年)