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模擬国連の課題解説

3学年のグローバルスタディーズというSGH特別設定授業では、今日から模擬国連活動が始めました。 今回の会議の目的は、世界中の様々な食糧問題を解決し、将来にわたってどのように食料を確保し、世界の人々を養っていくのかという方針を立てること。

議題:「FAO世界食料​安全保障サミット​ ~2050年の世界をどう養うか~」


. FAO

国連食糧農業機関(FAO)は、1945年に設置された世界の農林水産業の発展と農村開発に取り組む国際連合の専門機関である。設立目的は、「人々が健全で活発な生活をおくるために十分な量・質の食料への定期的アクセスを確保し、すべての人々の食料安全保障を達成する」こと。FAOの使命は、世界の人々の栄養と生活水準および農業生産性を向上し、農村に生活する人々の生活条件を改善して、世界経済成長へ寄与することとしており、開発途上国を中心に貧困と飢餓に苦しむ人々の栄養状態と生活水準を改善することによって、すべての人が健康な生活を送ることを目指している。

 

.食糧問題

様々な要因や結果として、食料として利用可能な資源が著しく不足・あるいは不足が懸念される事とそれによって引き起こされる社会的混乱のこと。原因は関税の急激な引き上げやその国のインフラストラクチャーが未発達であるといったものも含む。

 

.食料安全保障

時代や各国の政策・情勢により定義の仕方は異なるが、今回はFAOが定めるものに準ずる。

『全ての人が、いかなる時にも、活動的で健康的な生活を営むために必要な、食生活上のニーズと嗜好に合致した、十分、安全で、栄養価に富んだ食料に、物理的、社会的、及び経済的にアクセス出来る』             (2011 State of Food Insecurity report)