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模擬国連(3学年)

 今回の模擬国連では1日目はマレーシア大使、2日目は議長という二つの役割を経験することができ、貴重な体験になったと思います。大使としては自国の利益を追求しながら各国と協力できるよう工夫していく点が、議長としては会議を円滑に進めていく点が大変だったように感じました。この活動から国際社会の複雑な利害関係や国際協調の難しさを理解することができ、世界平和のためには私たち一人一人の協力が必要不可欠であることを実感しました。(3年生、諸原怜奈)

 

 

 みなさんは、模擬国連なるものをご存じだろうか?模擬国連とは、各国の大使になりきって国連での会議を模擬する活動である。
 私は、1日目は議長として、2日目は大使として会議に参加した。
 議長として議場全体の議論の流れをつかむのは想像以上に難しかった。モデやアンモデの様子をしっかり観察しようと試みるのだが、自分が大使という当事者として参加していないからだろうか、その政策がどのような国際益をうみだすのかなどを深く考えることができなかった。ただ、議長という地位でしか経験できないことは満喫できた。実際の国連を思い浮かべ、少し偉そうに発言してみたりした。
 大使として参加した2日目は、自国の提案した「クリーン開発メカニズム」の賛同国を集めることを中心に時間を費やした。様々な国の大使にこの政策の効果などを伝えていった。しかし、ロールコール投票の結果残念ながら我々の政策は採択されなかった。その時私の脳裏には、たくさんの要因が浮かんだ。その1つを述べようと思う。「独裁気味」この言葉が合致するだろうか。私は、1つのことに夢中になり、周りが見えなくなるときが時たまある。この会議においても、自分を主張しすぎたあまり、独裁気味になってしまい、親愛なる他国の大使の意見や考えを聞こうとしなかった。これは、この会議での最も大きな反省点である。
 最後に、私には、目指している人が何人かいる。彼らのような、皆から信頼される、大きなリーダーを目指していきたい。〜模擬国連で培った、リーダーシップ性を活かしながら。(3年生、飯田京茉)