日本伝統文化体験「和楽器の歴史と音」

 9月28日(木)の午後、第一体育館にて、日本伝統文化体験学習会を全校生徒で実施しました。講師は箏曲家の鈴木創先生(生田流箏曲宮城社師範)にお願いしました。箏曲の歴史について丁寧に説明をしていただいた後

・六段の調(作曲:八橋検校)
・黒髪(作詞者不祥、作曲:湖出市十郎)
・五十鈴川(作曲:宮城道雄)
・手事より第三楽章「輪舌」(作曲:宮城道雄)

という歌の演奏をしていただきました。最後に鈴木先生から何度か箏曲を習った6人の有志(5年生天田麻里奈さん、大澤花蓮さん、中島李菜さん、横手郁香さん、4年生懸川怜さん、平本薫乃さん)が、鈴木先生と一緒に「さくら」(日本古謡、作曲者不詳)を合奏して終了となりました。自国文化への理解が深まった一日でした。





「さくら」をお聞きください。

・実際に演奏した生徒の感想
 中央中等で日本の伝統文化を体験するのは、3年生以来で今回は2回目でした。ちなみに3年生のときは日本舞踊を着物を着て体験させていただきました。今回は講師の鈴木創先生をお招きして、奈良時代、遣隋使によって日本にお箏が伝えられてから、現在に至るまでの歴史を、図を交えて説明していただいたり、実際に演奏していただいたりしました。実は、舞台の上で先生と他の5人の人と一緒に「さくらさくら」を弾かせていただきました。夏休みの前から練習を始めて、お箏について右も左も分からずの状態から楽譜も何も見ないで間違えることなく弾けるようになりました。お箏のきれいな音色も好きですし、純粋に快感でした。私はもともと日本文化は大好きで、お能や狂言をよく鑑賞したり、自分でも着つけたりしているのですが、箏やお三味線のように、「音」をメインとした日本文化に触れる機会はあまりありませんでした。(大正琴なら祖母がやっているのでたくさん弾いたことはありますが・・・)ですが今回、ただただ格式の高いイメージのあったお箏をこんなに身近に感じられて、ちゃんとした1つの曲も弾けるようになって、本当に幸せでした。鈴木先生、ご協力してくださったその他の先生方に御礼申し上げます。箏のように、他の美しい日本文化も、多くの人々に知ってもらい、且つ守られ、受け継がれることによって悠久不変の伝統文化であり続けることを心から願っております。

・その他の生徒の感想
生徒感想.pdf